鼻柱・鼻翼基部とは
鼻柱とは左右の鼻の穴の間の部分のことです。その中で鼻柱基部というのは下の方、唇に近いところです。 鼻翼は左右に広がった小鼻のことで、鼻翼基部も小鼻の下の方、付け根の部分のことです。
鼻柱・鼻翼基部と顔のライン・立体感
鼻柱・鼻翼基部の位置が低いと、全体的に立体感のない、平面的な顔立ちになります。
また、鼻翼基部はほうれい線が始まる部分なので、低いとタルミがなくても法令線(ホウレイ線、ほうれい線)が深く見えます。
鼻柱の付け根と口元のラインの角度を鼻唇角(びしんかく)あるいは鼻柱口唇角(びちゅうこうしんかく)と言いますが、鼻柱・鼻翼基部が低いと、上唇がアヒルの口のように突出して見えてしまいます。
プロテーゼを挿入することで、皮膚を切らずにこれらの状態を改善させることができます。
プロテーゼによる鼻柱・鼻翼基部形成
鼻柱基部のプロテーゼ術は、陥没した鼻柱基部を持ち上げて前方に出すことにより出て見える口元を引きしまった印象に変えることができます。
口の中側からアプローチして鼻柱基部に特殊なプロテーゼを挿入して鼻唇角を広げ、上唇の突出を目立たなくします。
術後は鼻下を2~3日間テープで固定します。
必要に応じて隆鼻術やあご先を出す治療(あご先形成術)と同時に行うことで、口元が引きしまった印象に変わります。
鼻柱基部プロテーゼ挿入術は、ガミースマイル(笑顔で歯茎が露出する状態)を改善する効果もあります。
鼻翼基部のプロテーゼ術は、陥没した鼻翼基部を持ち上げて前方に出すことにより、顔面の中央部分が後退して平面的な顔を立体的に整え、印象を改善させることができます。
法令線(ホウレイ線、ほうれい線)を浅くする効果もあります。
鼻柱基部プロテーゼ挿入術と同様に、手術は口の中側からアプローチします。
鼻柱基部プロテーゼ挿入術と鼻翼基部プロテーゼ挿入術は、併用することにより相乗効果があります。
プロテーゼは患者様一人ずつ異なる状態でもジャストフィットするように、オーダメードで作ります。
組み合わせ治療
鼻は立体的な部位で、骨、軟骨、皮膚がそれぞれ位置を保ちながら存在していますので、鼻先の形成を行なう場合、鼻柱・鼻翼基部の形成だけでは希望通りに仕上がらないことがあります。
その場合は他の治療をいくつか組み合わせて行ないます。
鼻の印象を小さく・・・小鼻縮小と組み合わせ
鼻先を小さく、整える・・・鼻尖形成術(鼻尖縮小術)と組み合わせ
鼻の印象をスリムに・・・プロテーゼ隆鼻術と組み合わせ。
鼻柱基部形成術の実例
症例写真
手術料金(税別) | 手術時間 |
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鼻柱基部オーダーメイドプロテーゼ \250,000 | 症状によって異なる |
鼻翼基部オーダーメイドプロテーゼ \300,000 |