目の下の膨らみと、その下の凹みが強く出ていて、膨らみ部分の肌の色が違う方 下まぶたの裏側(結膜)から、ふくらみの原因となっている脂肪を取り除きます。その後に太ももやおなかから取った脂肪を注入して、平らにする治療です。注入する脂肪が定着しやすいように、コンデンス加工(マイクロCRF)を行なうので、腫れが少なく確実にくま・たるみを治療することができます。
マイクロCRFとは?
従来の脂肪注入法は吸引した脂肪をそのまま注入する方法でしたが、この方法では注入した脂肪が半分程度しか定着しませんでした。 脱脂コンデンスリポ法で注入する脂肪は、吸引した脂肪から不純物を取り除いて濃縮し、さらになめらかなクリーム状にした脂肪(マイクロCRF)です。 マイクロCRFは生きた脂肪細胞だけでなく、成長因子なども多く含まれており、注入した脂肪のほぼすべてが定着することができます。
当院の脱脂コンデンスリポ法の手術手順
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1
局所麻酔で痛みを感じることなく手術を受けることができます。
不安感を緩和させるためにリラックス麻酔(笑気麻酔)を併用することもできます。 -
2
まぶたの裏側(結膜)に局所麻酔(点眼麻酔、浸潤麻酔)をした後に、レーザーメスで結膜を切開します。レーザー光線は切開と止血を同時に行うことができるので、出血がほとんどありません。誤って眼球にレーザーが当たることがないように、眼球は保護して行います。
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3
切開した部分から、ふくらみやたるみ(くま)の原因になっている、余分な眼窩脂肪(がんかしぼう)を慎重に取り出します。この間も麻酔が効いているので痛みはありません。
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4
太ももやおなかから脂肪を吸引し、専用の特殊装置専用装置(LIPOMAX-SC)で遠心分離します。さらに特殊なフィルターで血液や余分な水分・脂成分などを取り除き、濃縮した脂肪細胞を作ります。これがコンデンスリッチファット(CRF)です。
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5
このコンデンスリッチファット(CRF)を専用のドリルカッター(FillerGeller)で細かくカットしてクリーム状に調整し、再度遠心分離します。カットした際に壊れた脂肪細胞(排泄オイル)を破棄して、残った部分(超濃縮されたクリーム状の元気な脂肪細胞と脂肪幹細胞)がマイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)です。
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6
マイクロCRFを目の下と頬の境目の凹み、必要に応じて頬やゴルゴラインに慎重に注入します。マイクロCRFは定着率が高いので、多めに注入しなくてもきれいに定着させることができます。
脂法コンデンスリポ法の治療経過
まぶたの裏から脂肪を取るので、傷は残りません。脂肪を多めに注入しないので、腫れは2〜3日程度少し出ますが、1週間程度で落ち着きます。
手術当日から洗顔できます。お化粧は翌日からとなります。
術後2日間は脂肪吸引したところに包帯を巻くので、その部分を濡らさないようにシャワーすることができます。包帯を取ってから全身シャワーができるようになりますが、浴槽に浸かる入浴は術後1週間後からとなります。
治療後数日から1週間程度、涙に血液が混じったり、目やにが増える場合があります。
脂肪を注入した針の跡は数日〜1週間程度で消えます。
コンタクトレンズは1週間後から使用できます。
脂法コンデンスリポ法の料金
手術料金(税別) | 手術時間 |
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70万円 (モニター料金 45万円) |
60分程度 |